2018年02月
2018年02月22日
マーケティングとプロジェクト管理会計との連携
プロジェクト管理会計研究所 古谷です。
プロジェクト管理会計とマーケティングはつながるのでしょうか?
ABC(Activity Based Costing)を使うと、顧客別損益管理に分解できます。
これにより
プロジェクト管理会計は顧客単位で紐付けることができます。
セールス部門でもABCを連携し意識を変えることが出来ます。
この数字を活用し
プロジェクト利益を、R&D部門や製造部門に反映し、マーケット志向を持たせることが重要です。
技術志向や、製造部門のコスト志向に引っ張られて、
マーケット志向が失われないよう
まずはプロジェクト原価管理を実践することがファーストステップだと思います。
photo by yukiharu furuya
2018年02月20日
2018年02月19日
損益分岐点売上高の予想について
プロジェクト管理会計研究所 古谷です
戦略的に先を読む会計手法の紹介です
損益分岐点売上高の予想
損益分岐点売上高とは、利益が0円のときの売上高のことを言います
わかりやすく言うと
売上高がこの額を超えれば利益が出て、この額を下回れば赤字というときの売上高です
”利益が出る売上高”とは、”総費用を上回る売上高”ということですので、
正確な損益分岐点売上高を知るためには、予想される費用を徹底的に洗い出すことが重要です
費用は、その性質によって、大きく2つに分けることができます
固定費と変動費です
まずは固定費
主に人件費 家賃 広告費 減価償却費 など
このかかる固定費をなるべく詳細に予想していきます
次に変動費
これは売上に応じた費用になります
個数及び顧客数 × 原価率など
原価率はビジネスによっていろいろな係数になると思います
変動費は、売上高が0円のときは0円ですが、売上高が増えれば増えるほど、多くなっていきます
ここで算出した 固定費 変動費を活用し以下計算式で算出します
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷{(売上高 − 変動費)÷ 売上高 }
予想売上高の算出方法として
個数及び顧客数 × 単価
これを算出することにより 必要な顧客数 販売個数を把握することができます
以前デジタルデータの販売ビジネスを構築したとき
徹底的に この顧客数 販売個数にこだわってビジネスを構築したことにより
大きくビジネスを伸ばすことができました
大切なことは
見込み個数及び顧客数をだれだけ確保できるか?
ビジネスモデル構築上 どれだけの正確な予想ができるか
積み上げた売り上げを確保できるかがポイントになります
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2018年02月13日
顧客別プロジェクト別損益管理について

プロジェクト管理会計研究所 古谷です。
本日は「顧客別プロジェクト別損益管理」について
これは、顧客別に製造コスト・営業コスト・事務コストを
把握することにより
手間がかかっている顧客
手間をかけずに受注が発生する顧客などを把握し
会社として顧客別に利益依存度を図ることができます。
またプロジェクト管理会計を採用することにより
製造コスト
物流コスト
営業コスト
受注事務コスト
など、どのコストがプロジェクト別に利益を圧迫している要因か?
を把握することができます。
例えば、ある顧客は、売上はそこそこでているが
利益を圧迫している要因は、「物流コスト」でした。
内容を確認して見ると1回ですむ配送が数回に分けて
配送されていることが判明できました。
これを実現するためには
タイムシートの入力を
製造部門だけでなく営業部門や管理部門もする必要があります。
勤怠管理と工数管理 日報報告を一元的に管理することを必須とする文化
を作れば、これを実現することは可能だと思います。
photo by yukiharu furuya