2014年02月
2014年02月14日
プロジェクト型ビジネスにおける受注管理表

プロジェクト管理会計研究所 古谷です。
プロジェクト型ビジネスのおける受注管理の項目は
・受注日付
・顧客No
・顧客名
・プロジェクトNO
・プロジェクト名
・内容
・受注金額
・備考
※進捗ステータス
※売上計上予定月
※利益予定金額
などがあげられます。
プロジェクト型ビジネスにおいては
仕事が受注確定しない段階で進むこともあり
受注日が見えないことが多いことがあります。
進捗ステータスにおいて
この受注している していないの管理を
しっかり行うことが必要です。
また受注確定後の納品・検収予定を押さえ管理すること
受注段階での想定利益を把握することも
内部統制強化や確実に利益を獲得するポイントになります。
これらの情報管理は、エクセルでも良いのですが
しっかりとしたマスター管理と変更可能権限をもたせ
社員皆で共有するには
10名を超える組織となった場合には
何らかのシステムの導入を検討された方が良いと思います。
photo by yukiharu furuya
2014年02月04日
プロジェクト管理会計はなぜ必要か?

プロジェクト管理会計研究所 古谷です。
プロジェクト管理会計はなぜ必要か?
受託開発をビジネスとしているシステム・インテグレーター(SIer)
では、システム開発プロジェクトは一つ間違うと、
億の単位で赤字が発生し、他の数十のプロジェクトでコツコツ
稼いだ利益が全てなくなってしまう可能性もあります。
そのため、個別のプロジェクトがいかなる採算状況にあるのかを、
マネジメントの側がチェックできる仕組みが求められています。
最近、大手のSIerではプロジェクト管理会計システムの構築が活発に
進められているようです。
プロジェクト管理会計システムを構築するのだったら、
プロジェクトの進捗把握と残作業量を同時につかまえられる仕組みに
しなければならないと思います。
進捗管理とは、
「どれだけ進んだか(工数を費やしたか)」ではなく、
「あとどれだけ仕事が残っているのか」で測るべきものです。
既存のシステムの多くは、採算の集計は月次に行なわれます。
工数集計は人事・勤怠管理システムから集計し、
外注費は発注検収システムから受け取る仕組みになっており、
そうした会計処理の多くが月次だからです。
だが、システム開発が短納期化して、珍しくなくなってきた現在、
はたしてこれでリアルタイムの把握といえるでしょうか?
これからのシステムは
この工数集計・外注費管理・経費精算など
システムを統合化することによって
リアルタイムだけでなく先読み(フォーキャスト)を把握できる
システムが求められます。
photo by yukiharu furuya