2016年11月29日

受注損失引当金 システムインテグレーター 17/2期2Qは不採算プロジェクトの影響で減収減益

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プロジェクト管理会計研究所 古谷です

システムインテグレータの2017年2月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比15.1%減の1,572百万円、営業利益が同78.5%減の66百万円、経常利益が同77.9%減の68百万円、四半期純利益が同85.1%減の41百万円と減収減益となり、期初計画も下回る結果となった。

第2四半期において、ERP事業の大型開発案件で不採算プロジェクトが発生し、受注損失引当金194百万円を売上原価に計上したことが主因だ。同案件の影響を除けばほぼ期初計画どおりに推移したと言える。また、営業利益の前年同期比での増減益要因を見ると、受注損失引当金及び戻入の差分で284百万円、販管費の増加で50百万円の減益要因、その他粗利益の増加で91百万円の増益要因となっている。前年同期は2年前に発生した不採算プロジェクトに関連した受注損失引当金の戻入れを89百万円計上していたため、これらの要因を除けば実質増益であった。なお、販管費の増加は、前年同期が収益改善施策として開発費やその他経費全般を極力絞っており、当期はこれら費用を通常状態に戻したことによる増加となっている。

なお、第2四半期に発生した不採算プロジェクトに関しては、スケジュールの見直しを行い、開発要員などのリカバリ対策を行い、プロジェクトの完遂に向けて取り組んでいる段階にある。納期については当初の予定を半年程度延期し、2018年2月期の前半を予定している。同案件の受注額は数億円程度のもので、売上高の計上時期も2018年2月期にずれ込むことになる。なお、想定される費用は引当金として計上しており、今下期業績へのマイナスの影響はないものと考えられる。

emplexfuruya at 22:00│Comments(0)受注損失引当金とは? 

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経歴
「プロジェクト管理会計研究所」
はじめまして 私は相鉄建設株式会社という建設業で経理財務を経験後、株式会社TYO(CM制作会社)の財務を経て、2002年2月へエンプレックス株式会社(ITサービス)へ取締役経営管理部長を担っておりました。なのでゼネコン〜CM制作会社〜ITベンチャーと業種は異色です。ソフトウェア業界や広告業界などは、建設業と比べ歴史が浅く会計処理をとっても、業務などが確立されておらずその会社のやり方により利益管理や業務処理も様々です。これら業界では、ひとつひとつの製品を「プロジェクト」と呼んでいます。今後、このブログにて​
プロジェクト管理会計の妄想 理想のプロジェクト管理会計・プロジェクト管理会計のノウハウや業界の悩み事・プロジェクトの利益算出・業務フロー・先読み経営などをテーマに、お悩みの方や今ひとつ答えがでないという経営者/経営管理CFOの方などへ少しでもヒントとなり役立てていただければ幸いです

プロジェクト型ビジネスに関わる方々へのサービス
1)制作・開発現場の採算意識向上
2)個別原価計算の会計処理効率アップ
3)業績予測管理の精度向上
4)販売・購買管理の内部統制強化
5)営業・現場・管理・経営層の情報共有

経歴:古谷 幸治(ふるや ゆきはる)

1967年生 神奈川県横浜市出身
関東学院大学経済学部経済学科卒。
相鉄建設(総合建設業)
ティー・ワイ・オー(CM映像制作業)などを経て
2002年2月エンプレックスに参画。取締役に就任。
「セミナー講演多数」

建設業の会計業務知識をベースに、
映像制作業やソフトウェア開発/SI業での
経営管理経験から「プロジェクト管理会計」の手法を自ら体系化。
BIG3の監査法人の指導を得て、自社開発でプロジェクト管理会計
システムをプロデュース「eMplex PBM」の機能に昇華。
コンサルティングした企業は200社を超える
そのプロジェクト管理会計手法は圧倒的な支持を得ている。

また新規事業の立ち上げ/クロスメディアマーケティング
/NEWビジネスにおける経営管理のあり方を体系化
​ERPCRMコンサルタント プロジェクト管理会計
精度の高い業績予想体制を確立するコンサルティングサービスを行っている

三児の父
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趣味/特技は
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